HSPー気にしすぎな自分と向き合う20代女子のブログ

「気にしすぎじゃない?」と言われることが多かった人生…自分の感覚がおかしいのか?人と合わせなきゃ!と思ってきた私がHSP(ハイリ―・センシティブ・パーソン)だと気づき、向き合っていくお話です。

HSPだとみんなに伝えてる!?

本日は、自分がHSPだと分かってから、感じすぎることに対する対処法が変わったことについてお話しします。

 

信頼できる人には話すと楽になる

私は母、姉、彼氏の3人に自身がHSPであることを話しています。

HSPだと人に話すと、不幸自慢のように思われそうで、なかなか話すことはできません…。

でも、信頼できる人や、身近な人には話しておくと良いと思います◎

なぜなら、

  • 今の自分の状況を分かってもらえる
  • HSPではない人の感じ方が分かる

以上の2点のメリットがあるからです。

 

今の自分の状況を分かってもらえる

特に母・姉は、今まで私にもどかしいと思うことが多かったようで、「こうした方が良い」というアドバイスをたくさんしてくれました。

それ自体はとてもありがたいことなのですが、HSPである私は、その1つ1つを拾い、深く考えてしまします。

そう考えているうちに、次々アドバイスされると、パニック状態のようになり、追い詰められているような気持ちになります。「私はアドバイスしてもらってるのに集中できなくて、本当にダメな人間だ」とどんどん悲観的になってしまうのです。

でも、HSPだと知ってもらってからは、「今これ以上は言わない方が良いか」と確認しながら話してもらえるようになりました。

気を遣わせてしまい申し訳ないと思うこともありますが、結果的に私が落ち込まないので、母や姉もその方が良いと言ってくれています。

 

HSPではない人の感じ方が分かる

私は飲食店などで注文をお願いするのが苦手です(タッチパネルが普及して本当に良かった)。特に店員さんが忙しそうにしていると、「今声掛けたら迷惑かな」とか考えてしまい、なかなか声が掛けられないのです。

他にも自分が気になったり、「これ気にしすぎ?」ということがあったら、母・姉・彼氏には直接気になるか聞くようにしています

以前は「みんな気になるだろう、我慢しなくてはいけない」と思っていましたが、実はみんな全然気にならないそうです。

話して以降は、この3人のだれかと一緒にいる時は、注文をお願いするようにしています。相手に負担をかけてしまっていると思ってしまうこともありますが、そんな時は他の部分でまた相手の助けになれればいいな、と考えるようにしています。

 

そもそもHSPの人は、自分の気にしすぎがみんなとどのぐらい違うのかが分かりません。「自分だけじゃないから、みんなも我慢してやってるから、私も我慢しなきゃ」と考え、無理してしまうのです。

でも、HSPではない人は、本当に気にならないんだと分かると、少し気持ちが楽になります。

気にしすぎでできないことはお願いすれば良い

「自分は気になっているのになんでみんな気にならないの!?」ということも、身近なHSPではない人がいることによって「そう思わない人もいるのか」と、実感を持って確認することができます。

自分と感じ方が違う人間がいると頭では分かっていても、なかなか納得することはできませんでしたが、身近な人に確認することで、その実感を得られるようになりました

 

今回の結論

 

自分がHSPだと身近な人に伝えることで、

・自分をより深く理解してもらえる

そして、

・HSPではない人の考え方も理解することができる

というお話をさせていただきました!

HSPな私の優先順位の立て方

私は社会人になって1年目、優先順位の立て方が上手くありませんでした。

単純に、仕事に慣れていないということもあると思いますが、それにしても遅かったと思います。

優先順位を立てるだけで時間がかかる…

 

私がいた会社は、部署の中に課があり、その中にまたグルーブがいくつかある、という組織編制なのですが、初めに配属された課から半年で同部署の別の課に異動になりました。

理由は様々あると思いますが、同じ課の上司の仕事の指示が明確ではなく、毎日よく分からないまま仕事をしてたというのも原因の一つだと思います。

要は、「背中をみて覚えろ」的な…

質問したら「自分で考えて」「ちょっと待って」と言われ、さらに、上司はその上の上司にいつも長時間指導を受けていたので、質問する隙すらほとんどありませんでした。

他の部署のメンバーから見ても、「ちょっとやばいんじゃない?」見えるほどだったらしいです。

 

ですが半年後、他の課に異動になり、新しい上司に変わりました。その上司の指導、のおかげで、仕事の全体像や流れを理解しながら業務ができるようになりました。

 

仕事が分かっても優先順位が立てられない!?

入社半年で晴れて仕事を理解できるようになった私ですが、それでも優先順位は上手く立てられません。

「Aの仕事はBの仕事と繋がってるから先にやらないと」

 「Cの仕事も締め切りが迫ってる」

「さっき頼まれた仕事も急ぎだよな…」

といろんな考えが頭の中をめぐって、さらに繁忙期にはプチパニックになるほどでした。

ですが、先輩のアドバイスや本を参考にしていろいろ実践しているうちに、そのパニックも段々小さくなっていきました。

 

無理して優先順位を立てなくて良い

私が実践していたことは大きく分けて3つです。

  1. やるべきことをすべて書き出し、優先順位の番号を振る
  2. 1をやるのも難しい場合、書き出したのち、1番急ぎのものだけ丸をする
  3. それでも無理なら短時間で片付く単純作業をして脳をリフレッシュ

一つずつ解説していきます。

1.やるべきことをすべて書き出し、優先順位の番号を振る

 「なんだ、当たり前じゃん」と思われるかもしれません。でも、HSPの方にとっては、すごく有効な手段だと私は思うのです。

例えば今なんとなくやるべきことが分かっている時でも、「何か忘れているのではないか」といつも心配になってしまうのがHSPさんの特徴。

書き出してみると思った以上にやるべきことがあることに気づきます。そして、パッと見ただけですべて把握できるので、頭の中で考えるだけよりも脳が整理されます

さらにそれを上司と共有できると進捗の確認もできるので、なお良いですね◎

2.1をやるのも難しい場合、書き出したのち、1番急ぎのものだけ丸をする

この考え方を本で読んだときは目から鱗でした。HSPさんはマルチタスクが苦手。だから、今1番急ぎの仕事1つだけにとにかく集中、終わったらまた次に急ぎのものを考えれば良いのです。

とはいっても、私の職場は電話の多い職場だったので、急に仕事の依頼が来ることも多々ありました。そんな時は今やっている1番急ぎの仕事と、急に依頼が来た仕事2つだけを天秤にかけるようにしていました。そして常に1番急ぎだけを考えて仕事をしていました。

ちなみに慣れてくれば、その仕事にかかる時間も分かってくるため、例えば急に依頼が来た仕事が短時間で終わるものであれば、先に片づけてしまうこともありました。

つまり、「重要度」と「かかる時間」という軸で2つの仕事を天秤にかけるのです。

 

3.それでも無理なら短時間で片付く単純作業をして脳をリフレッシュ

1.2を実施しようとしてもどうしても上手くいかない時もありました。

そんなときは、書類の整理や入力作業など、短時間で片づけられる単純作業をするようにしていました。そうすると自然と頭の中が整理されていって、優先順位が見えてくることもありました。

※それでもどうしても無理な時は、ドリンクを飲む、トイレに立つなど物理的にリフレッシュするのも効果的かと思います!

 

ということで、今回はHSPな私の優先順位の立て方をご紹介しました!

仕事のみでなく、普段の生活にも応用できるかと思うので、ぜひ試していただけたら幸いです(o^―^o)

 

 

 

 

 

 

私が気にしすぎなのか!?

思えば学生の頃から、「それは気にしすぎじゃない?」とか、「そこまで考える?」とか、言われる機会がかなり多かったです。

社会人になって、「え、これみんな気にならないの!?」ということがさらに多くなりました。

今回はそんな私が、「今のままでいいんだ(*‘ω‘ *)」と思えた経験についてご紹介します。

 

例えば、

・職場での開けっ放しのドアが気になる

・電話をかけるのに緊張して、かける前の準備にかなり時間がかかる

・ミスが気になるため何度も確認してしまう

・音や臭いに敏感で、気になりだすと止まらない

 

上記のようなことを人に相談しても、「気にしすぎでは?」とか、「仕事に慣れれば気にならなくなる」とか、アドバイスを受けることが多かったです。

共感してもらえることが少ないので、「私は気にしすぎなんだ」、「考えないようにしなきゃ」、「友達に言ったらおかしいと思われちゃう」と、自分の感じることをどんどん否定するようになっていきました。

 

そして、仕事から帰ったらいつも疲れ果てていました。元々残業が多く、家に着くころには日付が変わっていることもあり体力的にも相当参っていました。そんな中でさらに「なんで?どうしてみんなは気にならないの?」と周りの反応に疑問を抱くことが多く、一晩寝てもそのストレスがなくならず、精神的にも追い詰められていたのだと思います。

その結果、私は入社してから3年間の間、3度ほど、号泣して仕事が出来なくなったことがありますが、その話はまた別の記事に挙げることとします。

 

今回、その2回目の号泣事件の際に、立ち直るきっかけになった考え方。それが、「HSP(ハイ・センシティビティ・パーソン)」です。

周りの人より気づきすぎてしまう、そういう気質を「生まれつき」持った人が、世の中には5人に1人いる、という調査結果があり、そのような人を「HSP」と呼ぶそうです。この考え方を知ったのは、本屋でHSPについての本をたまたま見つけ、「これ、私に当てはまるのでは?」と思い購入したのがきっかけです。

 

その本を読んだ後、「私はHSPという気質だから、無理に自分を変えようとせず、それを受け入れて活かしたり、対策していけば良いんだ」とストンと理解することができました。

このブログでは、私の実体験をもとに、自身のHSPな部分についてどう上手く付き合っていくべきかを綴っていけたらと思っています。

同じように悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

※最後に、私が「HSP」について知るきっかけとなった本をご紹介します↓

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